JUDGING CRITERIA
JUDGING CRITERIA
ローライダー・スーパーショーのジャッジシステム
審査前に行われるインスペクション
ローライダー・スーパーショーでは、採点に入る前に車両が審査対象として認められるかを確認する「インスペクション」が行われます。
ドア、ボンネット、トランクはすべて正常に開閉できることが基本条件となり、開かない箇所がある場合は、その項目の評価対象外となります。
また、エンジン始動、前後への走行、ブレーキ、ステアリングなど、車として正常に機能することも重要な確認項目です。展示専用車ではなく、自走可能な車両であることが求められます。
採点システム
審査は複数のカテゴリーごとに細かく点数が設定され、各セクションの合計によって最終順位が決定されます。
評価対象は主に次の5つのカテゴリーです。
エクステリア(外装)
ペイント
インテリア
エンジンルーム
ハイドロリクス・アンダーキャリッジ
それぞれのカテゴリーには細かな採点項目が設けられ、総合的な完成度が評価されます。
エクステリア(外装)
外装では、ボディラインの正確さや各パーツの取り付け精度が重視されます。
ボディの歪み、クロームやゴールドパーツの仕上がり、グリルやヘッドライトなどのフィッティングまで細かく確認されます。
クラシックカーでは、モール類の取り付け精度や左右のバランスも重要な評価ポイントになります。
ペイント
塗装は色だけではなく、仕上がりそのものが評価対象となります。
クリア層の深みや光沢、グラフィックやピンストライプの左右対称性、ミューラルの完成度などがチェックされます。
さらに、塗装面のゆず肌やホコリの混入、気泡の有無、ドア裏やヒンジ部分まで均一に塗装されているかなど、細部まで確認されます。
インテリア
内装では、シートや天井、フロアの張り込み精度をはじめ、ダッシュボードやコンソールの仕上がり、ステアリングやメーターとの統一感などが評価されます。
レザーやベロアにシワやたるみがないか、縫製が正確に仕上げられているかも重要な採点項目です。
オーディオやアンプ類も、性能だけでなくレイアウトや見せ方まで含めて審査されます。
エンジンルーム
エンジンルームでは、機能性と美観の両立が求められます。
エンジン本体の仕上げ、配線処理、ホースの取り回し、クロームやポリッシュ加工の統一感などが確認されます。
オイル漏れや汚れがなく、細部まで丁寧に仕上げられていることも高評価につながります。
ハイドロリクス・アンダーキャリッジ
ローライダーならではの重要な審査項目です。
ポンプやバッテリーの配置、ハードラインの加工技術、フレーム補強、溶接処理などが評価されます。
車体をディスプレイスタンドで傾けた状態で、フレームやアーム、デフケース、ドライブシャフトなどの仕上げまで細かく確認されます。
クローム加工や塗装の完成度だけでなく、傷や飛び石によるダメージがないことも重要です。
ジャッジが確認するポイント
公式ジャッジは完成度だけでなく、細かな仕上げの差も見逃しません。
ボディパネルの隙間が均一か、メッキにくすみや指紋が残っていないか、ボルトの向きまで揃えられているかなど、一般の来場者では気付かない部分までチェックされます。
また、年式やスタイルに合わないパーツの組み合わせは、テーマ性や統一感を損なう要素として評価に影響することがあります。
クラス別審査とBest in Show
採点終了後は、車種やスタイルごとに設定されたクラス別で順位が決定されます。
その後、各クラスの上位車両の中から、そのイベントを代表する一台が選出され、「Best in Show」の称号が与えられます。
この賞は、その年のローライダー・スーパーショーにおける最高の栄誉として、多くのビルダーやオーナーが目標としてきたタイトルです。